サムライチャンプルー観賞
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: DVD
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TVで放映しているアニメって映像作品のクセに絵自体には見るべきところが皆無な作品がほとんどだと思っているのですが、そんな私的な概念を覆すかのごとく全編作画や音楽など鬼のようにハイクオリティ。作品紹介で「チャンバラ・コミカル・ロードムービー」とあったのを見て、そうこれロードムービーなんだ、と納得しました。だから絵で語りまくりますし、行く先々で主人公達は一期一会の出会いを繰り返し、そして飯屋でメシを食います。
基本的に一話完結ですが、その中でも出色なのがやはり1話と15話。この愉快痛快さを求めてました。フウ可愛いよフウな5話とかも好き。ちなみに前後編のものもいくつかあって、それは大抵面白いです。その中でも盲目の女旅芸人、沙羅が登場する20、21話はストーリー全体でも山場に位置する傑作で、そしてこの作品で唯一といってもいい不満点らしきものは、このエピソードの後編の作画が崩れているように見えたこと。本当、ここは惜しかった。
あとは、第1話での破天荒な殺陣シーンや飛び道具的な演出が以降ももっと頻出すると思っていたので、そこは多少の物足りなさが残っていなくもないです。ていうかここは劇場版だろう。マジ希望。同じ監督作のカウボーイビバップだって映画化してるみたいだし。
まあ何にせよ、素晴らしい作品でした。ベタベタしないけど絆は強いという3人の関係がなにより良いです。粋。