吐く吐息が白くなるのを意識し始めたのはついこないだのことのように思える。もう12月で、今年も残すところあと一月となった。 「寒いー」 「もう冬だね」 閑静な住宅街の一角、水瀬家のベランダに人影が二つ。祐一と名雪。頭上には星空。 ふたりはごく自然…
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