『ドコンパクトディスク』スチャダラパー

 スチャダラパーといえば、俺の中では「昔に流行った人達」とか「今夜はブギーバック」とかその程度の存在でしかなかった。
 この「ドコンパクトディスク」よりは、この後に中古で200円(笑)で買った「タワーリングナンセンス」のイメージ、まあ、韻はあまり踏んでないとか、文化系オモロラップとか(笑)そういう曖昧なイメージしか持ってなかったというか。

 でも、今作はイントロが流れた瞬間から引き込まれ、次の曲「エムシー」聴いてそのイメージは180度変わりました。とにかくカッコイイ。
 まず、トラックがことごとく全部良い。で、リミックスがまた最高。「エムシー」のリミックスのDJ NU-MARKってこれ、ジュラシック5のDJですね。
 ラップも、ボーズとアニの小気味の良い掛け合いも聴いていて気持ちいいし、トラックともうまくシンクロしてる。

 とまあ、いいとこだらけのこのアルバムの唯一の欠点は、値段が高すぎることだと思います。たった10曲(しかもそのうち2曲はいくらイイとはいえリミックス)で3000円ってのは、ちょっと高いかと。