『予知夢』東野圭吾

 長編だと思って読んだら短編連作だった。
 なんということのない事件だと思われていたが、実は事件を予知していた少女がいた──てな感じの謎を科学者が理路整然と解き明かしていく、って感じのお話が5本。どれも可もなく不可もなくって感じだった。トリック解明のときに難しい科学の話をされてもよくわからんです。って、そのわからないのを楽しめば良いんだろうけど。