『先輩とぼく』沖田雅
微妙だなぁ。
ハルヒっぽいというか、ぶっ飛んだキャラ達による学園コメディなわけですが。文章のノリがちょい合わなかったです。イマイチ突き抜けてない。テンポが悪い。一人称の語り手である主人公の性格による部分もあるのでしょうが、そもそもあんま文章上手くねーよな、という。
立ちすぎなキャラのうちの一人タッキーの台詞に『嗚呼、この胸に去来するこの想い、これは何だ? 何だ? それは、せつなさ。』というのがありますが。これぐらいの勢いのある文章で全編貫いてほしかった。ただでさえとんでもない設定なんだから、一気に読ませてくれないと途中で冷めてしまいます。